椅子〜やりすぎたイジメ〜
「...あ、もうすぐ3時」

カラオケボックスの時計を見ると、

短針は3を指している。

「行かなきゃ」

霧恋はグイと目をぬぐうと、

スクバを掴んで出ていこうとした。
...おい、金は?

「霧恋っ、1000円置いてってよ」

私は先ほどの霧恋の迫力にまだなお怖気つきつつも、そう叫んだ。
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