椅子〜やりすぎたイジメ〜
霧恋は満足そうな顔をして、

「さっすが帝。話が分かるねえ。

それじゃあね。金づるさん♪」

そしてパタパタと去っていく。

しかし、霧恋はカラオケを出る直前、

ピタリと止まると、私の方を向いてニヤリと笑った。

「...あ〜そーだ言い忘れてたけど。

これからアタシ、由奈子と仲良くするから。帝はボッチで、頑張って~♪」

そして悠々と去っていったのだった。
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