椅子〜やりすぎたイジメ〜
《由奈子side》

あたしはベッドに寝転びながら、

佑にメールをしていた。

それは、『あたしのこと好き?』とあたしが聞いて、佑が『好きだよ』と答えるような、意味の無いメールだった。

けれども、1度浮気されたのだから、

どうしても心配はしてしまう。

あたしは佑が打った、『好きだよ』という文字を穴が空くほど見つめた。


「はぁ...。なんだか、信じられない」
< 151 / 279 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop