椅子〜やりすぎたイジメ〜
そんなことなどつゆ知らず、

あたしたちは愛をチェロのケースに

詰め込んだ。

愛はもう死んでいたのに。

死んでもなお、悲しまれもせず、

指を燃やされ、笑われ、蹴られることに

どう感じたのだろう。


...きっと、あたしたちを殺したくて

殺したくて、堪らなかったと思う。
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