椅子〜やりすぎたイジメ〜
「ハァハァ...、なんで佑、吹っ飛んだんだろう」

様々な疑問を抱えつつも、

命からがら逃げ出したあたしは、

床にぺたりと尻餅をついた。

「こっ...、怖かったぁ...!」

足は情けないほどに震えていて、

目からは涙が絶えず出ていた。


そこを、通りかかった黒髪の少女に保護され、

あたしは救急車の担架に乗って運ばれた。
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