椅子〜やりすぎたイジメ〜
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目覚めたとき、そこがどこなのか

しばらく分からなかった。

「...あら、久川さん、目が覚めたのね」

分かったのは、部屋に入ってきた看護師から聞いてからだ。

「貴女は昨日、裸でアザだらけの状態で路上に倒れ込んでいるところを通報されて、保護されたのよ」

「あ...、佑ぅ、アイツっ...!」

「お、落ち着いて。」
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