椅子〜やりすぎたイジメ〜
「えっと、それは......」

「ねーえ、お・し・え・て?」

音色がずい、と近付いてくる。

「私達、友達、だよね?」

あまりの美しさ、艶めかしさに、おもわず陶酔してしまう。

___普通なら、教えないだろう。

けれど、音色は助けてくれた命の恩人であったし、何より。
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