椅子〜やりすぎたイジメ〜
音色はそういうと、

いきなりあたしを蹴りあげた。

「うっ」

ベッドから転げ落ち、白くて硬いタイル床に頭が叩きつけられる。

「ぐっ......、音色...ちゃ?」

「あたしね、愛の姉なのよ」

あたしの声にかぶせるようにして、

音色が微笑した。
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