椅子〜やりすぎたイジメ〜
あたりに飛び散る、

赤黒い鮮血。

愛は1度音色の首筋を引き裂くと

そこからは早かった。

更にカッターナイフを音色の首筋に滑り込ませ、皮膚を傷つけていった。


あたしは腰が抜けて、

叫ぶことも、立ち上がることさえも

許されなかった。

その一部始終は、あたしにとってはとても、長かった。
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