椅子〜やりすぎたイジメ〜
その痛みにぐっと耐え、相川を睨む。

『気持ち悪っ...。変な目で、見ないでよ!』

相川が大きく天を仰ぐ。

グワァッ

と音がして、あたしの身体が吹っ飛んだ。

「ブッ!い、痛っ...」

背中から落ちたので、背骨がとても痛い。

ズキン、ズキンと痛みが神経を伝う。

手と背中の痛みで、涙が目から溢れた。

それをみて、いつの間にか目の前に来ていた相川が吹き出した。
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