椅子〜やりすぎたイジメ〜
生暖かい血がダボダボと太股から流れ落ちる。

手の血もまだ止まらないし、

背中も痛みもそのままだ。

あまりの恐怖に叫ぶことも忘れ、

相川を懇願の目で見つめていた。

すると、相川があたしから飛び退いた。

そして、後味悪そうに視線を泳がせた。

『ちっ。つまーんないやつぅ。

さっきまでの威勢は何処に行ったのー?』
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