椅子〜やりすぎたイジメ〜
「ちょっ、何する気!?」

「何って、その、ウザイ髪の毛切るに決まってんじゃん!」

霧恋は私の瑠璃色のシュシュに

鋏をあてがった。

そして、私のお団子ごと、切り落としたのだ。


ジョキィィィ!

ふんわりとしたお団子頭が床に落ちる。

支えだったシュシュがなくなり、

あげていた髪の毛がほどけた。
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