椅子〜やりすぎたイジメ〜
ウィッグだった。

私の髪の毛の色に近い、

イエローアッシュのロングウィッグ。

それを、あろうことか私に渡してきたのだ。

「はい、これ、あげる。

その髪の毛、結構悲惨だから、さ。」

「あ...りが...とうっ...!由奈子...!」

霧恋たちはぎょっとした顔をしている。

まさか、由奈子が自分よりも

帝を取るとは思ってなかったのだろう。
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