椅子〜やりすぎたイジメ〜
榊の止まない言葉をじっと我慢する。

しばらくすると、

ホームルームが終わった。

私は榊が出ていったのを確認すると、

次の授業である古典の準備をし、

机から裁縫道具をだしてシュシュを縫い始めた。

「やっぱり、ただの瑠璃色のヘアゴムにしかならないかな...。

シュシュの凹凸をつくるゴムがないから」
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