椅子〜やりすぎたイジメ〜
本当に、最悪な時期だった。

思えば、いまよりも最悪だ。

けれと、物思いに耽っている余裕など私には設けられてない。

気付けば、

蹴り倒されていた。

腹の底から沸き起こってくる悲鳴を押さえ込み、

そのまま後ろに吹き飛んだ。
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