椅子〜やりすぎたイジメ〜
心臓がドキドキと高なっている。

ゆっくりと口を開く。

「あの......。

あんまし言いたくないんだけどさ?

霧恋が、あんたたちのこと“道具”って

言ってたよ。

“アタシにほいほい付いてくる馬鹿な奴ら”

って。」

勿論、これも真っ赤な嘘。

羽たちを騙すための、演技だ。
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