椅子〜やりすぎたイジメ〜
こんなクサイ演技にも、

こいつらは気づかない。

まんまと騙された。

「なにそれ、最悪」
「ご機嫌取りだと思われてるってこと?」
「帝、教えてくれてありがとう。」

馬鹿なやつら。

騙して感謝されるなんて......。

さくらが、目に涙を浮かべつつ言う。

「わたし、もぅ霧恋ちゃんと付き合わないことにする。」
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