好きだったから・・・・
言葉を濁して詰め所に戻った
報告書を書き
朝のお務めをし朝食を配った
早出のナースに申し送りをした頃
なに食わぬ顔で眠そうに出てきた佑香さん
「すいませ~ん、紗江さんが人使い荒くて・・・・」
カチンと来た紗江は
「後は任せました、申し送り続きお願いします。そうそう、昨日の当直が捕まらなかったので内科部長を呼び出しました、佑香さんお礼言って来てくださいね・・・・では」と佑香に押し付けてでようとしたら、『もう限界・・・』とばかりに倒れこんだ。
なんという都合よく内科部長が通りかがった
「紗江さん・・・・」と抱き上げ診察室に運んだ。
婦長に部長が説明していた
「わかりました、二人が重ならないようにして見ます」と出ていった
そして寝ている紗江を見て
「やっぱり、紗江さんが新人として来た時から好きだったんだ、宗近に・・・任すんではなかった」と膝ま付き、紗江の唇にキスを落とした。
それを見ていた佑香は宗近に報告していた。
「まさか、部長が紗江に・・・」