太陽の君と月の私
つまんない
"ジリリリリリ"

「んっんぅー」

ポチっ
できる限り腕を伸ばして朝から元気に鳴り響く目覚ましに手を添える

今日もやってきたこの時間、カーテンの隙間から除く日差しが眩しい

「もう7時かぁ、」

壁にかかったアンティークな時計に目をやると時刻はとっくに起きる時間だ

ベットに放心状態のまま”起きなきゃ”っーと思いつつ、窓に目をやると今日もしっかり出ている太陽が目に入る

「はぁ‥」

朝はやっぱり苦手だな。
毎日決まった時間に起きて、同じような日常を過ごす。
そんなつまらない一日の始まりとなるこの時間帯がどうしても好きになれない


憂鬱な気分のまま重い体を起こすと日差しが入ってくる窓のカーテンを閉めた

今日も一日が始まるんだ

私の身長とさほど変わらない全身鏡の前にたつとこの街では珍しい緑の制服に手を伸ばす
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