太陽の君と月の私

お昼休みが始まった瞬間

「月〜陽大先輩みにこ!」

なんて大声でいうもんだから、クラス中のいや廊下にいらっしゃった女子の皆様にもとてもとても睨まれた

なのに私の横の人はそんなこと気にとめない様子でルンルンと鼻歌を歌いながらスキップしている

「結月は呑気にもほどがあるよ、あんな大声でいっちゃうし」

「なにいってんの、!わざとよわざと!憂くんのライバルは多いんだからちゃんと好きよアピールしていたほうがいいでしょ?
月のためにもね!」

月のためにもねっなんて思ってもいないことを笑顔でウインクまでしてくる結月に呆れる

私はそもそもその優くんに興味はないし確かにかっこいいとは思うけど、別に好きなわけじゃない
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