太陽の君と月の私
冬の肌寒さもなくなりもうすこしで季節は春から夏になろうとしているにもかかわらず、私が手にとったのは長袖のカーディガンに長袖のカッターシャツ。
少しばかり暑いがそれほど気になるわけでもなくスットそれに手を通おす
「月( つき)ーご飯できたわよ‥」
ちょうど制服を着終わったタイミングでドアから顔を覗かせる母と目があった
「うん、わかったいまいくっ」
鏡で身だしなみを最終チェックしてから部屋をでようとカバンを持つと
「あぁ~ちょっと月、また窓閉めたままじゃない‥せっかく日差しが気持ちいいんだから開けなさいよっ」
窓を閉めていることに気づいた母が顔をしかめてこっちを向く
いやなところついてくるなぁもお。