太陽の君と月の私

「いいから早く」

また断ることもできずに、しぶしぶ口を開けて目を閉じる

でも先輩はなかなかなんにもしてこない、
なんだか不安になってきて薄く目を開けると

前から先輩の整った顔が、どんどん近づいてくる

まって、キスされる…?

あまりにおどろいて目をぎゅっと瞑ると突然口の中に何かが放り込まれた

「んっあ…?これぁ」

「ウインナー、さっき落ちちゃったからさ。あげる」

「え!い、いいんですか!?そんな…」

「んっいいよ。どう?うまい?」

「え、はい!美味しいです」
< 25 / 48 >

この作品をシェア

pagetop