太陽の君と月の私

終礼がおわったと同時にニヤニヤしながら私にそう聞いてくる 

「そーよ、ほんと最悪」

「ま、私はバスケだったけどね笑」  
 
ニヒルと笑いながら嫌味っぽくそういう結月に余計にイライラがつのってきた
 
「あぁーもう私行くね」

ムカムカしながら結月の話しを切り上げて教室からでる
その間も後ろで どんまいw なんてクスクス笑ってる結月に気づかないふりをして…

はぁ

ほんと今日何回目のため息なんだろぅ
トボトボと夕日に照らされた道を一人帰りながらボーッとしている

”スポーツ祭が何かの事故で消えますように” 

なんて密かに思いながら…

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