太陽の君と月の私

走れない。走りたくない

最近の私はことで頭がいっぱいだ
そのくらいリレーが嫌だ

特に個人戦じゃなく、チーム戦…
これが何より恐ろしい。

一人なら遅くても恥をかくのは私だけ…
なので余計な心配はいらないけれど、
これがチーム戦になると去年同様 私が足を引きずる事によって皆が悔しさをかみ殺す それがなにより申し訳ない…

「まぁーたため息ついちゃって」

そんな事をグルグルと一人で考えていると
突然背後から声がした

甘くて艶のある声。
私はこの声の主をしっている…

「先輩…?」

「おぉ、良く分かったね」

3日ぶり、だろうか?
久しぶりに聞いた気がする
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