太陽の君と月の私

「どうしてここに?先輩もなにか悩みでも?」

もうとっくに終礼も終わり校舎に残っているのは部活動をしている生徒ぐらいだろう

いくら先輩もここが定位置だからと言い、流石にこの時間帯に来るのは変わっていると思う

人のことを言えないけれど…

「んー?悩みっていうか、まーなんとなくあんたもここに居るかなぁーって気がしたから。」

「私になにかようでも?」

「いやー、別に‥」

「そう、ですか」

先輩はどうやら勘がいいみたい
私がここに居ることが分かったなんて。
なんだか先輩に気にかけてもらえてるきがしてちょっと嬉しいな

って、何考えてるの私‥
別に先輩に興味はないのに。

なんでだろ?…
変な気持ち…
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