太陽の君と月の私

「そーいえばさ、俺ら同じチームだよな?リレー。」

しばらく沈黙が続いていると、ボッーと空を見ながら私に話しかけてくる先輩

「そうでしたね。でも私リレー苦手なんです、だからきっと足引っ張っちゃいます」

「ふーん、苦手って分かってて練習したの?」

「えっ?、」

なんとなく言った苦手という言葉。
足引っ張っちゃうのが分かっているなら先に言っとくべきだと思ったから

でも‥先輩が返してきた言葉は私が想像していたものとは違った

「だからー足引っ張っちゃうの分かってて練習してないの?って。」

「し、してません。しても意味ないんで」
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