太陽の君と月の私

「そーいうのダメだわ。リレーってさグループ戦じゃん?誰か一人がやる前から諦めてたら皆うまく行かないんだよね。
別に遅くてもいい。一所懸命やってる人を誰も責めたりしない、月ちゃんはさ一所懸命やってるの?」


「そ、それは…」

予想外の言葉に頭の中がパニっクな私‥
でも…確かに先輩の言っていることは筋が通っていて‥

まさにその通りだ。

何も返す言葉がなく俯いてしまった私に、先輩はさらに追い打ちをかける様に話しだす

「練習しなよ。これから放課後毎日‥俺も付き合ってやるから」

「え?、先輩何言って‥良いですよ。一人でちゃんと練習します」

「いい。俺も練習したいし、同じチームなんだろ?」
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