太陽の君と月の私
そういって外に出るとまだ弱い日差しの太陽が私を照りつけてくる
暑い‥
その光から逃げるように日陰に入ると地面を照りつけている太陽にいやけがさす
「まだ春なんだから」
そういって一人、朝のまだ弱々しい太陽を避けながらいつもよりかけ足で学校へ向かった
「おはよ~」
下駄箱に着くと走ってきたのか額に汗を滲ませパタパタと襟元を仰ぎながら上靴に履き替えている結月の姿があった
「おはよっ今日はえらく暑そうだね」
「それはこっちのせりふよっあいかわらず
ね、朝と太陽がきらいなのは」
「えへへ」