太陽の君と月の私

「クスクス、なにいってんのよっまぁでも仕方ないか。月リレー遅いもんね」

「っ‥うるさいなぁ いいの!私はもう絶対やんないよ!それに皆の足引っ張っちゃうし…」

「あははっそこまで落ち込むなって」

落ち込むなって言われても…

小さい頃から走ることが苦手で避けてきたリレー、なのにスポーツ祭には毎年決められたチームごとに走る競技がある
それは足の遅い私にとっては何より辛いことだ

おまけに今年からは…

「あ!そーいえばさ今年から合同じゃんリレーチーム?先輩たちと!さいこーだよね~」

そう今年からは3年の人たちとチームが合同になるのだ

「はぁー?なんで最高なのよ!どー考えても最悪でしょ‥」

「えーなんでよっだって3年にはあのめっちゃイケメンの陽大 優先輩がいるんだよ!あぁ楽しみい~」
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