太陽の君と月の私

「はっはは、なるへそ」

結局决めは顔でしたか‥。どうやら彼女の中ではイケメンはすべて完璧でなくてはいけないみたいだ…世の中のイケメンな皆さん頑張って
心の中でそう思いながらめんどくさいことになるまえに結月に話をあわせておいた


そのまま結月とたわいもない話をしながら
3階までの長い階段をのぼると、相変わらず朝から元気なクラスメイトの笑い声が聞こえる教室に足を踏み入れる

私の席はー、と

一番後ろの窓際の席

念願かなった一番後ろの席なのだが、窓から見える太陽に少しだけ嫌気が差す

もちろん私がこんなに太陽を嫌うのには理由がある。私の名前が太陽と正反対と言うこともあるがなにより中学時代を思い出してしまうからだった‥

あの日々を、トラウマを。そして何より自分の名前が嫌いになる

そんな太陽が私は苦手なんだ

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