サマー・タイム
よし!今日の分は終了っと。
片付けを始める。
外に出ると夕方のせいか日差しも落ち着いていた。

帰り道、ちょこっとだけ寄り道した。
せっかくの夏休みだから、足だけでも海に浸かりにいく。
サンダルを脱いで、砂浜を歩いた。
カバンから一眼レフカメラを取り出す。
波の音がする中で、ただ、パシャパシャッとカメラの音が鳴る。

「やっぱり、たまには息抜きも必要だな。気持ちいい。」
足を軽く海に投げ出し、砂浜に転んだ。
足先をパタパタする。
♪♪♪~
お母さんからメールだ。
ん?卵と牛乳買ってきてか。

家の近くのスーパーに寄った。

卵はどこかな~、周りを見ながら探す。
あった!あとは牛乳だ。
飲み物コーナーは、もう少し先か…。

無事に見つけ牛乳に手を伸ばそうとした
『夏妃ちゃん?』
アキのお母さんだ。
「こんにちは。久しぶりです。」
私、上手に笑えてるかな?
『うん、ひさしぶりね~。ちゃんとご飯食べてる?受験生は夏バテ何かしてちゃだめよ~。』
あいかわらす、アキのお母さんは優しい。
変わらない。
「大丈夫ですよ。今日はお昼に冷やしうどん食べました!」
『麺類が美味しい季節よね。』

お互い買い物もしレジに並ぶ。
『夏妃ちゃん、今度家に遊びに来てね。渡したいものがあるの。』
「渡したいもの?何ですか?」
『それは、ヒミツ!』
可愛い笑顔で言われたら、これ以上は聞けないや。
「では、今週の土曜日に遊びに行ってもいいですか?」
『もちろんよ!楽しみに待ってるわ』
外でバイバイして帰り道を歩く。
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