サマー・タイム
親友
ピコーン~♪♪
ん?誰かなメールの音がした

あっ、美羽からか
何だろう?

”夏妃~!せっかくの休みなんだから遊ぼうよ!”
目をこすりながら、メールの内容をみる。

勉強もしないとだけど、たまにはね。
久々会いたいし~
オッケーっと。
返信を返して、準備を始める。

約束の時間は11時か、ちょっこと勉強するか。
生物の問題集を解く。
ん~、全然覚えてないよ。

赤ペンの文字が増える。
『夏妃~、そろそ行かないと遅れるよ~』
お母さんが声をかける
「はーい、今から出かける!」
行ってきますと、玄関で告げ、待ち合わせ場所に急ぐ。

木の木陰で待ってる、美羽の姿が見える。
「ごめん、待たせた~」
『あっ、夏妃~。全然大丈夫!いこ』
「今日なにしよっか~」
『あのね!観たい映画があったの。あと買い物もしたい。』
「うん、じゃあ映画館にいこうか。」

久々あったけど、相変わらず。一緒にいるだけで楽しい。
映画館に着いて。
「美羽が観たかったのってどれ~?」
『あれ!今人気のアイドルが出てるやつ。』
美羽の指さす方向をみたら、ホラー映画だった…。
「マジ?あれ怖いってウワサだよ~」
『だから、観たかったの!ほら、チケット買いに行こう』
うっ。怖いよ~、絶対今日の夢に出てきちゃう。

映画上映が始まると、だんだん、周りのお客さんの悲鳴が聞こえてくる
ビクッ。
びっくりした。
もう!急に怖いのが出てくるんだもん。
隣に座ってる、美羽を横目でみる。
あれ?何か、目がキラキラしてる。すごい楽しそう。

1時間半ぐらいの映画だから、あっとういうまに終わった。
「ふう、めっちゃ怖かった~」
『そうだね~、でも相変わらず、生田〇真くん、かっこよかった~』
「あれ、好きだったけ?」
『うん!ちょ~ファンだよ』
だからか~。あれは恋する乙女って感じの顔だったのか。
< 5 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop