癖っ毛のキミと
「怜くん!おはよう!!」
「一緒に教室まで行こ!!」

毎朝、私の前で繰り広げられるやりとり
中学からだから見慣れてきたからいいけど

道ふさいでますよ、お嬢様方!
通れない〜〜!!!

あーもー
こんなことなら怜より早く家出ればよかった

そう後悔しても遅くて
そんな決心も呆気なく散る
なんでかって?
それは私が朝弱いから

だから、いつも家出る20分前に起きてこんなことに巻き込まれるってわけ
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