隣にいたのはあなただった
ドンッと鈍い音がして、私の身体はコンクリートに叩きつけられていた。
「大変!!大丈夫ですか?!」
「人が倒れてるぞ!!救急車を呼ぶんだ!!」
朦朧とした意識の中でそんな人々の声が聞こえる。
『私、どうなったんだっけ…』
全身になんとも言えない痛みを感じながら、必死にこうなった状態を思い出す。
最後に見たのは向かって来る白い車と…
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