愛しい君へ
俺は勢いよく階段を駆け下りる



愛…!


愛…!



…あっ、


「愛――…。」


俺の目線の先には


大好きな人の姿


俺は生唾を飲み込む


久しぶりに愛に話しかけると考えたら緊張してきた…

て、手汗やべえ…


拳を強く握り、俺は愛に近づく


「…ん?」


俺は足を止めた


ちょ、愛…




フラフラしてんじゃねえか!


絶対あいつの手には沢山の荷物があるんだろうな…



そう思った瞬間俺の頬は緩んでいて


前を歩く愛の方に歩いていった
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