この島で僕ら
「倉橋くん、ここが教室よ。東京とはちがってクラス数も人数も少ないけどね。」相変わらずニコニコしていた。俺のクラスは1年2組。ここは2クラスしかなかった。先生は何の合図のなしで教室のドアを開け俺を中に入れた。「今日からこのクラスに入ってきた倉橋くん。じゃあまず挨拶してくれる?」いきなりすぎる自己紹介。「倉橋…俊です。」必要なことしか言わなかった。そのことに対して先生も生徒も目をぱちぱちしていた。「あ、、じゃあ、倉橋くんは朝日さんの隣ね。」先生が言った後、1人が手を上げた。「ここだよ!」多分彼女が「朝日」という人らしい。
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