a・ri・ki・ta・riな雨の物語
いたのに、どうして、泊まる必要があるのよ
 公平は、あえて否定しなかった・・・
っいうより、いつもと変わらない。
 あーっノーテンキだから、噂に気づいてな
いとか・・・ありうる。
 もうー顔なんて見たくないよ・・・
 そう思ってるのに、公平と目があってしま
った。
 思いっきり無視して、ソッポむいたら、あ
いつは、なんだか理由がわからずポカーンっ
て感じに立ちつくしていた。
 今日は、1日中公平と口きくこともなく、
会社を出てきてしまった。
 香奈には、ちゃんと話すように注意された
けど・・・
 付合ってまだ、間もないから、何かあれば
壊れてもおかしくない関係だった。
 微妙で、梅雨の中休みの空に似ている。
 丁度今日の空だ。そっけない空。
 いつになったら、私の心が波風たたなくな
< 147 / 206 >

この作品をシェア

pagetop