a・ri・ki・ta・riな雨の物語
た。
 あまりにも静かで、少し震えてる。
 どうしていいかわからなくて、その場に立
ち尽くしていたら、三島課長は、私のこと抱
きしめて、キスをしてくれた。
 頭が、ぼーっとして、意識が遠のいていく
中で、そのまま、ベッドに倒された。
 ベッドの上で、やさしいキス何度もされた
から、力が出せなくて、三島課長に、服脱が
されてるの、人ごとみたいに感じていた。
 ただ、もう後戻りは出来なかった。


 深夜近く、三島課長と、ホテルをでた。
 ロビーは人影まばらで、フロントを通る時
は、人目を避けるように、視線を落とした。
 三島課長の後ろから、ホテルの回転ドアを
出たところで、視線あげたら、鋭い視線にぶ
つかってしまった。
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