a・ri・ki・ta・riな雨の物語
てくれたのよ。私が、東京にいた時だって、
そうだし。側にいるだけでも、充分元気にな
れるわよ」
「ありがとう・・・香奈」
「アメリカ行き決められたのも、美和のお
かげかな。美和は、前田くんに対しては、変
に意地っ張りだけど、本当は、素直だからい
ろいろなもの吸収して、それが、結果的に、
強さに、変わるのよね。精一杯生きてる感じ
がするの。美和見てると、私もがんばらない
とって思ったの。だから、アメリカでがんば
ろうって決めたんだ」
「香奈・・・」
香奈は、東京で働いていた頃は、森田さん
と同じ総合職だった。
香奈が、このままバイト生活で終わるなん
て思ってなかったけど、世界に目を向けてた
なんて、さすが香奈だ。
「2年間だけど、ニューヨークで、建築士
の勉強をしようと思ってるの。もともとイン
そうだし。側にいるだけでも、充分元気にな
れるわよ」
「ありがとう・・・香奈」
「アメリカ行き決められたのも、美和のお
かげかな。美和は、前田くんに対しては、変
に意地っ張りだけど、本当は、素直だからい
ろいろなもの吸収して、それが、結果的に、
強さに、変わるのよね。精一杯生きてる感じ
がするの。美和見てると、私もがんばらない
とって思ったの。だから、アメリカでがんば
ろうって決めたんだ」
「香奈・・・」
香奈は、東京で働いていた頃は、森田さん
と同じ総合職だった。
香奈が、このままバイト生活で終わるなん
て思ってなかったけど、世界に目を向けてた
なんて、さすが香奈だ。
「2年間だけど、ニューヨークで、建築士
の勉強をしようと思ってるの。もともとイン