女子高生が白狐の許嫁!?
玄関に入った音春は目を丸くさせた。
大きなくまがスリッパをだして、
「・・・く、熊が歩いてる!」
「冬青様、おかえりなさいませ。
冬青様、なぜ人間を・・・?」
「熊が喋ってる!?
なんで!?」
斉御司の後ろから
ぴょこんと顔を出し、大声を出す
音春に気づいた熊が
目を丸くして、聞く。
「こいつは例の・・・
李斗(りと)の客だ。」
すると熊は、
何かに勘づいたかのように
「あぁ。例の・・・。」
といい、
申し訳なさそうに
「李斗様のお客様に大変な失礼を・・・
申し訳ありません。」
礼儀正しく、
お辞儀をする熊。
「・・・く、熊、熊がしゃ、喋った!!
え!?なんで!?え?
お伽話的なところなのここ?
え?どうなってるの?
喋る熊・・・えぇぇ!」
「・・・あーもーうるせぇー。」
斉御司はうるさそうに耳を塞ぎながらゆっくり言った。
「・・・この熊はここのバイトやってる
北門咲久(ほくもんさく)ってやつだ。
訳あって喋れるようになったんだ。
ここのことは全てこいつに相談しろ。」
熊がバイト?
・・・バイト
バイト・・・。
てかこれからって・・・??
状況が全く把握できないが・・・
悪そうな人では無さそうだったから
「へ、へぇ・・・。
こんにちは。
咲久さん・・・。」
一応挨拶は済ませた。
咲久と呼ばれた熊は首をかしげた。
「・・・で、このうるさい女は大峩を助けた
音春ってやつだ。
仲良くしてやってくれ。」
斉御司がそういうと理解したのか
咲久と呼ばれた熊はにっこりとして
「かしこまりました。
よろしくおねがいいたします。
音春さま。」
と言われたので、
「こちらこそお、お願いします!」
と
かたことの日本語で音春は咄嗟に返した。
大きなくまがスリッパをだして、
「・・・く、熊が歩いてる!」
「冬青様、おかえりなさいませ。
冬青様、なぜ人間を・・・?」
「熊が喋ってる!?
なんで!?」
斉御司の後ろから
ぴょこんと顔を出し、大声を出す
音春に気づいた熊が
目を丸くして、聞く。
「こいつは例の・・・
李斗(りと)の客だ。」
すると熊は、
何かに勘づいたかのように
「あぁ。例の・・・。」
といい、
申し訳なさそうに
「李斗様のお客様に大変な失礼を・・・
申し訳ありません。」
礼儀正しく、
お辞儀をする熊。
「・・・く、熊、熊がしゃ、喋った!!
え!?なんで!?え?
お伽話的なところなのここ?
え?どうなってるの?
喋る熊・・・えぇぇ!」
「・・・あーもーうるせぇー。」
斉御司はうるさそうに耳を塞ぎながらゆっくり言った。
「・・・この熊はここのバイトやってる
北門咲久(ほくもんさく)ってやつだ。
訳あって喋れるようになったんだ。
ここのことは全てこいつに相談しろ。」
熊がバイト?
・・・バイト
バイト・・・。
てかこれからって・・・??
状況が全く把握できないが・・・
悪そうな人では無さそうだったから
「へ、へぇ・・・。
こんにちは。
咲久さん・・・。」
一応挨拶は済ませた。
咲久と呼ばれた熊は首をかしげた。
「・・・で、このうるさい女は大峩を助けた
音春ってやつだ。
仲良くしてやってくれ。」
斉御司がそういうと理解したのか
咲久と呼ばれた熊はにっこりとして
「かしこまりました。
よろしくおねがいいたします。
音春さま。」
と言われたので、
「こちらこそお、お願いします!」
と
かたことの日本語で音春は咄嗟に返した。