女子高生が白狐の許嫁!?
「・・・そんなとこいないでこっちこい。」

後ろから腕を引っ張られ、布団に倒れ込むと、李斗の唇が耳元に触れる。

「お前・・・きの」

「きゃ!」

音春は、反射的に耳元で話す李斗のことを手で押しのけてしまった。

「・・・悪い。

あんなことがあった夜なのにごめ・・・

おい、音春。おい!・・・」







そこで音春の記憶は途絶えた。











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