女子高生が白狐の許嫁!?
李斗は冷静になろうと深呼吸をする。

「カオル、みんな呼んでこい。」

「・・・わ、わかったわ。」

カオルにそう告げる。

そして、部屋で1人になった李斗は

音春の写真を見つめながら涙をこぼした。

何も出来なかった自分の無力さに絶望した。

大切な人を守ることも出来ない。

その全てに怒りがこみあげる。

「・・・音春。




待ってろよ。必ず俺が助けてやる。」
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