女子高生が白狐の許嫁!?
「あんた・・・」

「あなたは、



・・・加賀美 心結(かがみ みゆ)。」


「あ・た・り、覚えててくれたんだねー。

さっすがカオルちゃん。」

と、にこにこと笑顔を浮かべる。

「あ、心結じゃん!ひさしぶりぃー!」

「おー、心結ちゃーん!」

と、軽い口調の湊叶と白夜に対し、

「・・・お前どこいってたんだよ。」

「・・・どういう風の吹き回しかしら?心結。」

と、怒ったような口調のカオルと冬青。

「とりあえず、李斗の場所教えて?部屋?」

カオルと冬青の言葉を無視して、李斗と音春のいる部屋へ

向かおうとする心結を湊叶が止める。

「心結、今行っても・・・」

「え、なんか問題あるの?

・・・ま、とりあえず行ってきまーすっ。」

湊叶の言葉を聞かずに、部屋へと向かう心結。

その光景に、

「また、厄介な女が・・・」

と、玲於が面倒くさそうに言った。
< 142 / 164 >

この作品をシェア

pagetop