女子高生が白狐の許嫁!?
・・・


「李斗、そろそろ離し・・・」

「あと、5分。」

「それ、さっきも言ってた。」

李斗は部屋に戻るや否や、

ずっと音春を抱きしめていた。

「・・・無事でよかった。


それと、巻き込んで悪かった。」

「李斗、助けてくれてありがとう。

・・・嬉しかったよ?」

音春がそう言うと、

李斗は少し頬を赤くしながら、腕の力を緩める。

「・・・当たり前だろ、

俺の・・・大事な・・・

・・・奥さんなんだから。


・・・もうね、寝るぞ。」

李斗は布団の中から顔を真っ赤にした音春を呼ぶ

そして、音春は李斗のいる布団へと入る。

すると耳元で

「今日疲れたから、癒して。音春。」


という声がする。

「え・・・、い、癒してってどうやって?」

「・・・こうやって。」

李斗が唇を近づけ、音春もそれに応えるように、

ゆっくりと目を閉じる。



そして、2人の唇がゆっくりと触れようとした・・・

時だった。
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