女子高生が白狐の許嫁!?
ドンドンドン・・・

襖を騒がしく叩く音。

「・・・誰だ、こんな時に限って。

音春、布団の中はいってろ。」

「う、うん。」

音春は、言われた通り布団の中に潜り込む。


すると、可愛らしい女の声が音春の耳に届く。

「李斗、いるんなら開けてー。はーやーくー。」

そして、ドアが開けられる。

音春は布団からその様子を見守る。

そこに立っている抜群のスタイルの女を見て

李斗は、すぐに





「・・・心結?どうして」 と、驚いたように聞く。




「久しぶり。李斗。


・・・貴方に会いに来たの。」

それだけ言うと、

心結は少し着物がはだけた李斗に抱きつくと、

「わっ・・・と」

と驚く李斗をよそに、

「たーだーいま、李斗。

着物乱れてるよ?」

と小悪魔っぽく囁くと心結は、

李斗の少しはだけた着物を直しながら




李斗の唇に深い深い大人のキスをする。

「・・・んっ。」

一方の李斗は、驚いたまま、

彼女のキスを受け入れる様な形になっていた。


「・・・なっ」
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