女子高生が白狐の許嫁!?
・・・

「カオル、どしたの?」

「あら、白夜。な、なんのこと?」

「李斗の部屋行ってから明らかに動揺してたでしょ。ばればれ。」

白夜はカオルの動揺した様子に真っ先に気づいていた。

カオルはため息をつくと、

「・・・やっぱり、白夜の目はごまかせないわね。」

と言う。

「あったりまえ!

・・・で、何を見たの。」

「・・・じ、実はね」

カオルは驚くほどちっさい声でヒソヒソと話す。

「・・・あいつ、何やってんだよ。」

話を聞き終えた白夜は部屋を出る。

「どこ行くの、白夜。」

「音春ちゃんさっき、李斗の部屋に・・・」


そして、2人は猛スピードで音春の姿を追った。
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