女子高生が白狐の許嫁!?

- 宣戦布告 -

数日後・・・

心結が1週間ほど部屋を開けるという話が家中に広まった。

それは、冬青さんが考えた秘策を決行するには

絶好のタイミングだった。

音春は緊張と不安でよく眠れなかった。

「・・・だ、大丈夫かな。

カオルさん、冬青さん。」

「・・・大丈夫よ。しっかり準備してきたんだから。

ね?冬青♡」

「あ、あぁ。なんていうかその・・・

いっつもよりか、可愛いと思う・・・ぞ。」

顔を赤くしながら音春を見つめる冬青。

「・・・ほ、ほんとですか?

なんか、自信でてきました!


・・・じゃあ、いってきます。」


「がんばるのよ♡」
「・・・いってこい。」



2人に送り出された音春は決行場所の李斗の部屋へと向かった。
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