女子高生が白狐の許嫁!?
「・・・まぁ座れ。」

白夜に手を引かれ中に促された。

中に入った音春を待ち構えていたのは・・・


たくさんの耳が生えた男たちだった。

「おぉー!

かわい子ちゃんだねー♡」

まず床に座った音春に話しかけてきたのは

白い肌に羊のようなふわふわな毛並みに、

こげ茶色の髪をし、

耳にピアスを何個も開けている

軽そうな男だった。

「・・・は、はじめまして!

佐伯音春です!」

「・・・音春ちゃんか!

よろしくね。

俺の名前は

流星時湊叶(りゅうせいじみなと)。

よろしくねー。」

そうすると湊叶と名乗る男は

音春に寄ってきておでこにキスをした。

「・・・きゃっ!」

いきなりのキスに

びっくりした音春は思わず声をあげた。

すると、

すぐ後ろにいた白夜が音春を庇うようにして

「湊叶!

いきなりそういうのはだめ!


音春ちゃん怖がってるだろ。

お前の性欲を音春ちゃんにぶつけるな。」
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