女子高生が白狐の許嫁!?
すると湊叶と呼ばれた男は

ぶーっと顔を膨らませて不機嫌そうに

「はーい」

と返事をして自分のいた席にさがった。

次に音春のとこに来たのは

眼鏡の似合うすごくきつい雰囲気の感じる

白龍のような真っ白な長い髪を後ろで結いた

男だった。

「・・・は、はじめまして!

佐伯音春です!」

すると男は

めがねを触りながら音春を上から下まで見てから

「・・・あなたが李斗を?

考えられない。」

それだけいい、

「・・・いきなり、申し訳ない。

自己紹介がまだだった。

私の名前は

来春科玲於(らいしゅうかれお)

と申します。」

きっちりとした挨拶に身丈。

音春も思わずきっちりとした態度になる。

すると、横から白夜が

「この人はこんなだけど根はいい奴だから、

そんな怖がらないで大丈夫だよ!」

と教えてくれた。
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