女子高生が白狐の許嫁!?
彼は

「余計なことを・・・」

とだけ残して、

自分の席に静かに戻っていった。

そして、

何人かの紹介を聞いてついに最後の一人がきた。

「こんにちは♡

やーっときたわー

あたしので・ば・ん・が♡

音春ちゃんだっけー?

かわいいわね♡」

音春が挨拶する前に喋りかけてきたのは

サラサラのピンクの長髪をなびかせ、

淡いピンクをした瞳の、

すごく綺麗な顔立ちをした、

兎のような髪をした女性(?)だった。

「は、はじめまして!

佐伯音春です!」

「よ・ろ・し・く・♡

あたしのことはカオルって呼んでね♡」

「・・・は、はい!

カオルさん!」

そして、小声で音春の耳元に

「これからよろしくね♡

音春ちゃん♡

レディーのことでなんかあったら聞きなさい♡」

優しくも威圧を感じる言葉に

音春は戸惑いながらも返事をした。





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